今は空の上にいるたくくん。 急にわたしの部屋に来なくなったたくくん。 四つ葉のクローバーをくれたあの日は たくくんが空の上に行った日で、 それからわたしの中の時がとまった。 泣いても泣いてもたくくんは、 寝息ひとつも立てずに、ベッドに横たわるだけだった。 「………嘘つき」 はやく空の上に行きたいのに、 神様はそれを邪魔するの。