おとなしくアタシに溺れなさい!

「ねぇ、凪君…」


公園には誰もいなくて、いつかのようにボールが1つ転がっていた。


「俺、昨日隆吾とちゃんと話してきた」


ベンチに隣同士腰を下ろすと、凪君は口を開いた。


「え…?」


「一発殴られたけど、それだけ」


「そ…う、なんだ…」


「隆吾、泣いてた。本当は誰も悪くないってわかってたからだろうな」