「アン!待ってよ!
僕、そんなに速く泳げない!」
「遅いわねえ、ラダー。
もう少し速く泳ぐ練習でもしたら?」
「そんな事言うんだったら もう人間の物探してあげないよ!」
「それは困るわ、ラダー。」
「だったら意地悪な事言わないでよ!」
「うふふ。ごめんね、ラダー。
…さあ、ラダー 探しましょ。
見てよ、ラダー。凄いでしょう?」
「う、わあ…」
アンが指差した所は沈没船だった。
「ね?凄いでしょう?
さ、行きましょう。」
「…本当にここに入るのかい?」
「やあだ、ラダー。ビビってるの?」
「べべべ、別に、ビビビ…ビ、ビビってなんかないさ…。
さ、ア、アン。い、行こうか」
「うふふ。 そうね、行きましょう。」
そうして二人は沈没船の中に入って行った。

