赤眼ルーキーズ

「キモい。」



「はい?」


「その薄っぺらい笑みがキモいって、言ってんのよ。そんな事もわからないの!?」

俺のことを指差してキラキラしてる金髪を揺らしながら言ってる。

蓮が口元を押さえながら笑ってるのを横目にみて


「チッ、後で覚えとけよ....。」




翌日、蓮が顔に包帯巻いてきたのは、また別の話。







「まあ、いいわ。精々私の足を引っ張らないように努力しなさい。

私は、五階級、貴方と二階級違うの。私とお前、格が違うわ!そこのところちゃんとわかってよね______」

そんな事をまだ言っているシャネに制止の声がかかった。

「シャネさん。言い過ぎです。貴女の実力がどうか分かりませんが、彼の実力を見ないで....偏見だけで見るのは、やめてください。そして皆さん、ホームルームはこれでお終いです。神前君、授業受けなくていいからよろしくね!」

なんでだろう、よしはる先生。最初いい事言ってたのに最後はなんで星付きそうなノリだったんだ....。

「まあ、いいか。シャネ、行くぞ。イストリア学園とこの地区を案内する。」

よしはる先生の言葉に呆然と立ってたシャネの手を掴みクラスをでる。




そして冒頭にいたる。