赤眼ルーキーズ

「はぁ。いい？転校生の名前は、シャネ。身長166cm。体重は、まあ言わないわ。A型で成績優秀、スポーツ万能。所謂、天才よ。金髪の高い位置でいつもポニーテールをしているの。そして....。」

ちょっと躊躇って燐がまた口を開いた。

「氷の五階級エイジアスの持ち主。





エイジストよ。」

燐の声がやけにハッキリ聞こえた。それくらい皆静かに動揺していた。まあ、俺は、きよはる先生から話は、聞いていたからあまり動揺は、しなかったが。

「どこで、そこまでの情報を手に入れた？」

俺がそういうとクラスが笑い始める。

「バカだな、雄は！燐の情報力が凄いのは、あたりめぇじゃねえか！」

笑いながら蓮は、言った。

(時々、俺は思う。その情報力がいつかは、仇となって知ってはいけないものを知ってしまわないか、と。この世の中、そしてこの学園は、何か隠してる事が莫大過ぎると思う。興味本意でパンドラの箱を開けなければいいが....。)

そんなことを考えていると頭に何か当たった。

「こーら、神前君！朝のホームルーム始めるよ！」

下を見ると案の定、きよはる先生がいた。















俺の思っていた事が、よくよく当たっていくことになるなんて....







誰が考えるだろうか。