コトの発端は、この一言だった。
「あっ!神前くーん!おーい!」
全速力で俺のクラスの担任、吉川 晴美(ヨシカワ ハルミ)
通称、よしはる。
「どうしたんすか、そんな走ってきて...。」
因みに数学担当だ。
「き、今日、て、んこうせいがくるの!それで神前君って七階級のエイジストでペアなしじゃない?で、そのコもエイジストなんだけど、五階級のペアなしなの!だから、ペアになって欲しいんだ。」
「よしはるちゃん、それ本当?」
「ええ。」
「でも、こんな時期に転校生っておかしくないか?」
こんな時期っていっても6月だが、俺たちは、高校一年生だ。
「その転校生、帰国子女なの。」
「はい?」
「で、昨日帰国したらしくて...まあ、いいわ!とにかくよろしく!頼めるの神前君しかいないの!」
土下座しそうな勢いでよしはる先生が頭を下げた。こんな廊下の真ん中で土下座されても仕方ないから了承した。
「ありがと〜!神崎くーん!今度何か奢るねぇ〜!」
会議遅れちゃうっ、って言いながら風の様に去っていったよしはる先生の背中を見届けた。
なんだろう、同級生と話してる様な気分だった。
「あっ!神前くーん!おーい!」
全速力で俺のクラスの担任、吉川 晴美(ヨシカワ ハルミ)
通称、よしはる。
「どうしたんすか、そんな走ってきて...。」
因みに数学担当だ。
「き、今日、て、んこうせいがくるの!それで神前君って七階級のエイジストでペアなしじゃない?で、そのコもエイジストなんだけど、五階級のペアなしなの!だから、ペアになって欲しいんだ。」
「よしはるちゃん、それ本当?」
「ええ。」
「でも、こんな時期に転校生っておかしくないか?」
こんな時期っていっても6月だが、俺たちは、高校一年生だ。
「その転校生、帰国子女なの。」
「はい?」
「で、昨日帰国したらしくて...まあ、いいわ!とにかくよろしく!頼めるの神前君しかいないの!」
土下座しそうな勢いでよしはる先生が頭を下げた。こんな廊下の真ん中で土下座されても仕方ないから了承した。
「ありがと〜!神崎くーん!今度何か奢るねぇ〜!」
会議遅れちゃうっ、って言いながら風の様に去っていったよしはる先生の背中を見届けた。
なんだろう、同級生と話してる様な気分だった。


