イストリア学園は、エベスト地区の大半を占めていてまじでデカイな。エベスト地区は、学生の区って言われるぐらいだから大人っていう大人は1/3ぐらいしかいない。

で、そのイストリア学園は、小学エリアが右下、中学エリアが右上、高学エリアは左上、大学エリアが左下。俺達は、高校生だから右上の高学エリアだ。っていっても、エイジストはその中の別棟でエイジアスの訓練場があってそこで勉強することがある。まあ、この後のことは地道に覚えろ。


そう言って横にいる転校生に話かけた。

「私、まだよくわからないわ。まず、貴方________たしか、神前 雄(コウザキ ユウ)だったかしら？貴方が私のペアなのよね？くれぐれも、私の足を引っ張んないで頂戴ね。」

金色の髪を高い位置で結んだ彼女....シャネは、そう言ってソッポを向いた。

「はいはい、分かりましたー。」

俺は、気が抜けた声でそう言ったらシャネが凄い血相で睨んできた。

「なんで、貴方みたいな人とペアなのかしら！ここの学園の理事長どうかしてるわ‼︎....。」

ぐちぐち言いながら歩いていくシャネについて行く俺。


(俺だってなんでこうなったかわかんねえよ‼︎)

俺は、こいつ_____シャネが来てからずっとイライラしていた。