赤眼ルーキーズ

「ねえねえ、いつおろしてくれるの〜?おーい!恥かしいんだけど...!」

この学園は、エリアごとに寮がある。寮には、二種類あって

・一般寮

・エイジスト寮


がある。


エイジスト寮は、ペア同士で同じ部屋になる。まあ、僕とグレンは、ペア同士なんで同じ部屋と言う事で。

「なんで、保健室じゃないの?」

「お前、歩けねえだろ。」

ギクッ、





(バレてたー!!!!)


グレンが言うには、僕は、よく隠し事をするらしい。だからペアになる時に、

『俺に隠し事は、するな。』

『えー。』

『お前は、今から俺のペアなんだから!俺がお前を守ってやる!』

『なにそれ〜。グレンイッケメーン!』

『お、俺は、本気だ!ぜってえ、“一階級取ったら”お前とずっと...一緒にいるからな!お前は、嫌な事を隠し過ぎだ!もう少し俺を_________』


僕らがまだ、4年生ぐらいの時...。まだグレンとの身長もさほど変わらなかった年だった。

そんな事を思い出してるうちに寮の僕とグレンの部屋についていて、今はリビングのソファの上に僕が座って、その下にグレンがいた。







「もう少し俺を頼ってくれ。」


「なんか、昔を思い出しますねぇ〜。その言葉。」

「なら、忘れてないだろうな。」

グレンがどこからか取り出した救急セットからいろいろ取り出して叩かれたところを治療していく。

「んっ...。いたっ。忘れてないよ?一階級になったらペアになれでしょ?ほんっとう、グレンって王様だよね。」

「次は、足だ。何故足を怪我してるかわかったと思う?」

「さあ?まあ、グレンは、僕のことなーんでもわかるから!」

「お前がどうして叩かれた時、避けなかったか疑問だった。いや






よけれなかった、と言うべきか?」