赤眼ルーキーズ

あの後、グレン先輩にも頭を殴られて蘭先輩は、ションボリしている。

「今度は、あんた....誰よ!」

シャネが今度は、グレン先輩を指して言った。

「んあ？見かけない顔だな。」

「僕の言ってた転校生だよ!名前は、シャネって言うんだって！」

蘭先輩が満面の笑顔で言うとグレンせんぱいに首根っこ掴まれてた。

「俺の名前は、グレン。高2だ。あー、このクソバカも高2。俺もエイジストで一応なんでも使えるが基本、炎を使ってる。まあ、よろしくな。」

グレン先輩は、微笑んで言った。

(皆には、優しいのに....蘭先輩だけ、シビア...気の毒だ。)

「炎のエイジアスの持ち主、グレン....っ!」


「そうだな、皆は、炎の騎士って呼ばれてる。」

「別名、鬼のグレン...ぷぷっ!」

蘭先輩は、口元を押さえて笑いを堪えてた。

「おい、後で覚えてろよ....。」

(そう言う事するから怒られるんだろうな。)

「炎の騎士ですって！スゴイわ！」

「「そんなにすごいの？」」

蘭先輩と俺がハモった。

なんだろうグレン先輩に後で殴られそう。

「すごいも何も！わずか13歳という若さで一階級になり、高校に入る時は、全ての種類を習得済みだったと言う!世界の人なら誰でも知ってるわよ?!しかもエイジストなのに人望も多いの！」

急のマシンガントークに一同呆然とした。

「私、ファンなんです！」

「ファ、ファン!?」

シャネの言葉に蘭先輩が驚く。そして何か思い出したように震えた。