赤眼ルーキーズ

「そういえば!」

先輩が思い出したようにシャネのコトを指差した。

「君が噂の美少女転校生でしょ!」

「「は?」」

「いや〜、会って見たかったんだよね〜!だって成績優秀スポーツ万能....うちと真逆ぅ〜...。」

「それに....さ。」

先輩が続けて言った。

「氷の七階級エイジアスを宿したエイジスト....なんでしょ?」

ニヤリと先輩が笑った。

「まあ、悪いことは、言わない。さっきの話に戻るとこの学園は、エイジストが密集している。
この世界で一番強いのは、




エイジストだから。」

先輩は、人差し指を上にあげて話始めた。

「これは、カミサマが人々の争いを辞めさせるために誰にも逆らえない、強い力を一人のとある人物に与えた。まあ、そっから増えてって今じゃあ、人口の1/3以上だね。

でも、これだけは、覚えといて。エイジアスは、




善にも




悪にも






なるから。」

先輩の普段のヘラヘラした顔じゃなくて真剣な、顔になった。


「これは、忠告だよ。中心部には、近づかない方がいい。世の中深入りしない方がいい事もあるから。」

「どういう意味よ。」

「まあ、そのうちわかるんじゃなーい?」

また、いつものヘラヘラした先輩に戻った。

「って言うことで、炎を纏った鬼が来たので隠れまーす!」

そう言って、俺たちの座ってるベンチの裏に隠れた。