「どしたの?流初」 黙ったままのあたしに気付き、来衣夢が声をかけてくる。 「ううん!なんにもないよ!」 そうだ!今日はせっかくの花火大会!楽しまなきゃっ♪ 「来衣夢、楽しもーね!」 「うん!あ、あと流初にサプライズがありまーす!」 そういって来衣夢は後ろを向き手招きをした。