「どういうことだ?」
少し震えた声をして聞いた。
「それはまたあとの話。今日はとりあえず終わり!さっき言ったように後でわかるから!来てくれてありがと!」
「お、おい!まだ話の続…」
バタン…
追い出されてしまった。
あ…また聞きそびれた…
まぁいっか…明日聞こう。
って私は何を言っているのだろう。
私は人を信用しないと決めたのだ。
「注意せねば…」
遥香を追い出した後、柊は丸太の椅子に座り込み、眉毛の端を下げてしょんぼりしたような表情で
「今は知りたいと思うけど、いつかは必ずバレる。だから知りたくなくても知らなきゃいけない時がくる…いつかね…」