それから1ヶ月ちょっと。





相変わらず瀬里菜とは、会わない、話さない状態が続いていて。


もちろん孝浩とも一切連絡を取っていない。


多分、彼は私の好意に気づいていたから。





応えられないのだから、向こうから連絡をしてくることはない。





少しずつ、私の生活の中から瀬里菜と孝浩の存在が薄らいで、私はなかったことのように振る舞っていた。





明希たちもそれを察してか、特にその話題に触れることもなく。

他愛もない話をして笑ったり、遊びに行ったりして過ごしていた。









明日はとうとう同窓会という名の、クリスマスパーティの日だ。