「でもその前に陵くんに、会いに行こうって思ったから。あと少しで私は陵くんにまた会えたのに…」


「知らないでしょ?私が、去年君に会おうとしたことなんて。」

「知らなかった。でも会えなかった。」


「急に、目の前がグラグラしたの。気がついたら病院の中にまた独り。」

「病気ではないのか?」

ふふっ(笑)

「病気じゃない。でも極度な、緊張やストレスで、倒れるの。」