ズキっ





「彼氏?私……分身?みんなが怖い?私…私…?」





「梨杏っ!大丈夫か?」



「私…?私が?みんなに嫌われたのは…あの人みたいだから?

私がいなければ、みんな笑顔になる?私…は…いないほうが、いい。

だから、消えたい。…誰も私を見てくれたことはないから。

でも、誰か私を信じてくれた?

私…は、信じてみたいって!
幸せになりたいって!思えた。

そうしてくれたあなたは…陵さん?




分からないんです!私……分からないんです!





信じてって思った日はあった。でも、私…」










「俺は…梨杏が記憶がなくて、信じてもらえなくても、
信じるから。…ずっとずっと一緒って約束したから。」