祖父・茂宗が
話してくれたような
『夫婦橋』の悲しい話は
地域学習の資料には
記載されていなかった。
だが『夫婦橋』と
よばれるからには
祖父から聞いた話を
埋もれさせてはいけないと
蓮音は夫婦橋を通る度に
感じていた。
そんな中、
機会はすぐ訪れた。
クラスの仲間の応援や
担任の先生の理解もあり
地域学習発表の中で
資料にはないが異例として
『夫婦橋』にまつわる
悲しいお話として
特別な発表が出来た。
担任が教壇に立ち
「皆さん、『夫婦橋』に
まつわるお話を
月岡さんが
話してくれましたね。
先生も
知らなかったことですが
この素敵で悲しいお話を
通して命の大切さを
もう一度
考えていきましょう。
月岡さん、発表ありがとう。」
クラスメイトに拍手され
はにかんで
蓮音は頬を赤らめた。
「れのーん!また明日ね!」
下駄箱で友達と別れた
蓮音は満足感に浸りながら
走り出した。
話してくれたような
『夫婦橋』の悲しい話は
地域学習の資料には
記載されていなかった。
だが『夫婦橋』と
よばれるからには
祖父から聞いた話を
埋もれさせてはいけないと
蓮音は夫婦橋を通る度に
感じていた。
そんな中、
機会はすぐ訪れた。
クラスの仲間の応援や
担任の先生の理解もあり
地域学習発表の中で
資料にはないが異例として
『夫婦橋』にまつわる
悲しいお話として
特別な発表が出来た。
担任が教壇に立ち
「皆さん、『夫婦橋』に
まつわるお話を
月岡さんが
話してくれましたね。
先生も
知らなかったことですが
この素敵で悲しいお話を
通して命の大切さを
もう一度
考えていきましょう。
月岡さん、発表ありがとう。」
クラスメイトに拍手され
はにかんで
蓮音は頬を赤らめた。
「れのーん!また明日ね!」
下駄箱で友達と別れた
蓮音は満足感に浸りながら
走り出した。

