「私…

彼氏とか…いないし
中学生の時は男の子も女の子も
みんな仲良しだったから
彼氏彼女とか関係なく
お出掛けしたくらいで
付き合ったこととかないから…

いきなりそんなこと
言われても…。」


「そうなんだ。
彼氏いないなら
今からお前俺の女!
だから洋介って呼べよ。」

「どうして?
日高くんはモテるから
私じゃなくても…」


洋介は表情を曇らせ
鋭い目付きで
蓮音の腕を掴み引き寄せた。


(なんなの?

日高くん…試合の時とは
別人みたいで怖い…。)


怯えた瞳で蓮音は
洋介を見た。


「お前、嬉しくないの?
俺の女になれるのに?」


洋介の腕に力が入る。

更に強く引き寄せると
蓮音の唇に洋介の唇が触れた。


(!??)