苦手な法学の講義が終わり
くたくたになって
ノート整理もせず
机に顔をうずめて
蓮音はそのまま少し
眠ってしまいたかった。

その時

携帯のバイブと共に
メール受信ランプが光った。
携帯を開くと
中学時代の友人の千尋から
メールがきていた。


【れの〜ん!元気ぃ!?
千尋の彼の友達が
蓮音のこと何度か見かけて
話してみたいんだって!】

(???見かけたって?
一体誰が???)

いきなり睡眠モードだった
私が勢いよく
起き上がったものだから


「どぅしたの〜いきなり?
びっくりするじゃん!?」

隣にいた真由ちゃんが
驚いていた。

「千尋ちゃんから
メールきたから〜。」

「そかそか!寝んねしながら
携帯いじりしてなさい。」

真由ちゃんは私の頭を
撫でながら言った。

【見かけたと言われても…
れのん彼以外の人と
話したいとか
全然考えてないよ!】

千尋に返信した。