刹那「ま、気を付けなよ、ぼーっとしてたら魔獣に食べられちゃうよ?」

そう言い私の頭をぽんぽんと撫でると刹那は道の方に出て行こうとした

でも私は反射的に刹那の手首を掴んでいた刹那はびっくりしながら私を見て

刹那「ん?どうかした?」

と言った、私もなんで手首を掴んだのかよく分からない

光希「あ…えっと…」

私は刹那にジッと見つめられ言葉が詰まってしまう、情けない

刹那「…怖いの?」

光希「別にそうゆうわけじゃ…」

刹那「じゃあ離して?」

光希「へ…あ…」

私はまた言葉に詰まる

いや、確かに怖くないって言ったら嘘になるけど…ただ、今怖いって言ったら今までの私の威勢はどこに行ったのよってなるし…

刹那は私をジッと見るとフゥと溜め息をついて

刹那「なんだ、別に怖いの我慢しなくていいのに」

光希「べ、別に…我慢なんか」

刹那「私に嘘ついても無駄だよ」