魔法の使えない魔女





―――――マナside――――




「おい、付いてきてるか?」


「う…うん…。」



レッドカーペットの強いてある廊下をあるくマナとセト。

入り口に戻ってきてしまうとは…どうゆうことなのだろう?

不安と期待?の変な感情が混じり合うなかひたすら二人はあるく。


「…たしかにレッドカーペットは長いね…?」


マナが言う。

セトも同じことを考えていたのか無言だ。


そしてしばらく歩いて…、


「あぁー!たどり着けねーじゃん!」


とセトは寝転がった。



ピッ…



セトの手元から音がする。


「「え?」」



二人は静止した。


どうやらセトは押してしまったようだ…変なスイッチを…。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!



「じ、地震?!」


マナが悲鳴のような声をあげる。


セトは慌てて起き上がりマナに覆い被さった。


「大丈夫か?!じっとしてろよ?!」


どき…


かすかだが…男らしいと思ってしまった自分を恨むマナ。


「っていうか…」


「あ?」


「そもそもね!あんたが変なスイッチおさなけりゃこんなことに…はぁぁぁ!?」




マナが文句を言おうとして顔をあげると

レッドカーペットの向こうから何かがせまってくるではありませんか。



「「ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァーーー!!!」」



二人して一目散に入り口に走る。

よくみると針のたくさん刺さった壁が向かってくるのだ。


体力のないマナはもうすでに息切れをしていた。


「はぁ、はぁ、はぁ、もうだめぇ…」


どんどん迫り来る壁。



そのとき、なにかに気付いたのかセトは突然マナを引き留めた。


「この壁…幻覚だ…。」


「え?、」


マナも足を止める。


壁はドンドン迫ってくるが一向に自分達のところまでは到達しない。



「よく見てみろ、」


そう言って指差したのは自分達の入ってきた入り口。扉の上に何やら光るものがある。


「あれで映像化してるんだ…。」



セトは息切れをして、今にも倒れそうなマナの背中をさすりながら言う。


「そ、…そう…なの…??はぁ、はぁ。」


「ちょっと待ってろ…」



セトは今度は一人で走っていってしまった。



「自分勝手…。」



そう呟いたのは、セトが行って10秒後のことだった。