その何日か後に
友達づたいで告白された。

あの時,目が合った瞬間
同じ気持ちだと思った。

でも,まさか
本当に同じだったとは…

また初めての感情
嬉しくて仕方なかった。

もちろん返事はOKして
あたし達は付き合う事になった。

まだあたしは14歳だった。

将は本当にモテてたし
あたしも告白されたりしてた。

でもお互い誰とも付き合ってなかった。

初めての彼氏,彼女
初めての彼女って事も嬉しかった。

ちょうど運動会が始まる頃で
練習にはでてなかったけど見てた。

学校が終わって,練習後
あたし達は隠れて公園で会ってた。

お互い恥ずかしがり屋で
会っても,会話はほとんどなかった。

それでもよかった
一緒に居れるだけで幸せだった。

あたしは恥ずかしかったから
友達にも付き合ってる事は隠してた。

そのまま夏休みになった

元々電話はしてなかったけど
電話したかった,会いたかった…

ずっと待ったまま
電話が鳴る事はなかった。

夏休みが明けて
秋になって,文化祭の練習が始まった。

久しぶりに会ったし
緊張してなかなか話せなかった。

でも自然と練習後には
前と同じ様に公園で会う様になってた。

寒くなってきた頃,初めて手を握られた。
握り返すだけで精一杯だった。

あたしはあの日から
どんどん将が好きになってった。

それから色々あったけど
あたし達は別れなかった。

バレンタインデー,初めてキスをした。
卒業して,1つになった。

本当に幸せだった
あたしは一生将だけでいいと思ってた


その想いは同じだと信じてた



あたしの想いは揺らぐ事なかった
もしあんなに,裏切られ続けなかったら…

あの頃から少しずつ
きっと,何かがずれ始めてたんだよね…


でも認めたくなかった



崩れたモノは広い集めれば
大丈夫だって,信じてた。


綺麗に元に戻る事はないのにね…