オネエですけど何か!?

屋上につくと、シャツの中からファッション雑誌を取りだし、パラパラとめくりだした。

「見てこれ!ゆうちゃんに絶対似合うと思うんだけど!!」

そう言って見せてくれたのはシフォンのワンピースだった。真っ白でふわふわしてて、僕は思わず笑ってしまった。

「可愛い…。でもアタシ、足出せる自信ないよ…。」

「ゆうちゃん細いから全然大丈夫だって!今度買いに行こうよ。色ちがいで一緒に着ようよ!」

「じゃあまたひなの家で化粧していい?」

「うん!髪も可愛くしなきゃね!!」

ひなは僕の唯一の親友だ。僕の秘密も知ってるし、それを隠すために彼女のふりまでしてくれている。