*** 「起きろ、貧乳」 「ふぇ」 バコッとなにかで頭を叩かれた。 見なれない景色にキョロキョロする。 違う! 昨日、司の家にあのまんま…… 「ほら!早くしろ!」 時計を見ると、8時25分…… ダッシュで支度をする。 司に連れられ、早歩きで学校へ向かう。 「あのさ……」 「なんだよ」 「その……」 「はっきりしろ!」 「ブラ…欲しい……」 頬が熱い。 でも、またしないで行くのはもっと恥ずかしい。 司はチッと舌打ちして、私の手を引いた。