言葉の宝箱

『 赤く染まった葉っぱが 』

秋風が
君と僕の間を
吹き抜ける
切なさを消すように
その風に乗せられて
君の髪が揺れている
まるで
僕の心のように
揺れている
二人黙ったまま
秋風だけが
君と僕の間を
吹き抜ける
その風に乗せられて
一枚の赤く染まった
葉っぱが
舞い落ちてきた
僕の手のひらに
その赤く染まった
葉っぱを見て
揺れていた
心が固まったんだ
だから
君を抱き寄せたんだ
君と僕の間を
埋めるように
強く抱き寄せた
君の
心が離れないように
赤く染まった葉っぱが
君と僕の心を
温かくしてくれた
また君と僕の間に
小さな火をくれた
これから
その
火を燃やして行こう
またはじめから
燃やそう
冬を二人で越すために
愛してる
もう二人の間に
冷たい風は通さないと
心に決めた




end