「あー、やっと起きた!」
下では、和代おばさんと、四人の小学生の子供たちがご飯を食べていた。

「神子ちゃん、おはよー!!」
「おはよう、みんな!」

小さい子たちに挨拶されて、
返事を返していたら。

「神子、制服にあってるよ。
一回転してみて。」
「うん!」

私は、和代おばさんの前で
くるんっと一周した。
みんなの視線が少し気恥ずかしかった。

「私、北高校で頑張るね!」

和代おばさんは微笑んで、
またご飯を食べはじめた。


「さ、私もご飯食べよ!いただきます!」
今日の朝ご飯の献立は、
味噌汁、白ご飯、焼き鮭、デザートに青リンゴゼリーだった。
和代おばさんの手作り料理は
毎日本当に美味しい。
私も毎日この料理を食べて、
ここまで育った。
和代おばさんに感謝しなくちゃ。