横山 翔 と書かれた病室の前から出てくる男性とすれ違って少しだけ目が合った。
ジュノは、妙にその病室が気になり扉を開いた。その先に、いたのは中学生くらいの少年だった。
............青ざめた表情。
こちらに気がついた少年は振り向いた。
「......っ」
さっきまでの表情が嘘のようだ。彼は顔を赤くしてジュノの体をじっと見つめていた。
「......何をそんなに見つめているの?」
「いや......」
少年は目を逸らす。
「いいのよ? 見たいなら。....................................なんちゃって」
小悪魔っぽく微笑んだ。
「だ、誰......なの?」
「ジュノよ」
「な、何の用事ですか?」
「私、困っているの......頼み事をしてもいいかしら?」
翔はただ黙ってジュノを見つめている。
「預かってもらいたい物があるの」
ジュノは胸元にしまい込んでいたひと欠片のストーンを取り出した。
「......これよ」
ジュノは、妙にその病室が気になり扉を開いた。その先に、いたのは中学生くらいの少年だった。
............青ざめた表情。
こちらに気がついた少年は振り向いた。
「......っ」
さっきまでの表情が嘘のようだ。彼は顔を赤くしてジュノの体をじっと見つめていた。
「......何をそんなに見つめているの?」
「いや......」
少年は目を逸らす。
「いいのよ? 見たいなら。....................................なんちゃって」
小悪魔っぽく微笑んだ。
「だ、誰......なの?」
「ジュノよ」
「な、何の用事ですか?」
「私、困っているの......頼み事をしてもいいかしら?」
翔はただ黙ってジュノを見つめている。
「預かってもらいたい物があるの」
ジュノは胸元にしまい込んでいたひと欠片のストーンを取り出した。
「......これよ」


