その者は......魔法なのか、それとも自らが持つ力なのか...... 一瞬にして、目の前に......瞬きをする間もなく、突如に、姿を現した。 槍を持ち、長い白髭を生やした老人であった。 つばの広い帽子を被っているため、表情は、よく分からなかったが、老人がこちらに視線を向けた瞬間......ジュノは鳥肌を立たせた。 その者には......片目が無い。 その片方の瞼には、あるはずの眼球が無く、その部分は、ただ、暗く闇色に染まっていた......。