彼女は 独り......部屋に閉じこもったままである。 そこは、全て花だけで出来上がった魔法の様な部屋。 セレネは、ベッドのシーツの上で泣き崩れていた。 とにかく寂びくて仕方がない......。 冷めた彼の表情は、まるで別人だった。 思い出すだけでも涙が込上がってくる。 「..................」 どうしてこうなったのか? 彼女は、ひたすら同じ事ばかり考え続けていた。