少しの間歩いているとジュノは、ダに慣れた様子で彼女はいつの間にか、ダの隣で歩いていた。
噴水広場で遊んでいた子供達と、フェニックスはダの姿を目にして、只事でないことが起きた事が分かり、皆いっせいにこちらに目を向けて来た。
蛇神のダと、隣に歩くジュノの姿を痛いほど、じっと見詰めていた。
ジュノは、その視線を強く感じ、不安げな顔を浮かべる。
すると、ダは言った。
「私が外にいると皆が注目する。ジュノ殿、不安は消すのだ」
「う、うん......」
そう返事をしたものの、ジュノの不安は消せなかった。
なにせ、アムール国は迷い森•ダークネスとは、うって変わった世界。彼女にとっては、未知の世界だった。
初めて目にするこの平和なアムール国に期待が高まる一方、不安も消せるはずは無かった。
その後も、歩く度、街行く神々がこちらに目を向けて来た。
そうして、見えて来たのは、真緑の美しい草が実った丘だった。その先と両端は崖となっている。それは、まるで、かつての迷い森を連想させられるものであった。その崖の先は煌びやかに太陽で輝く海だった。それは、迷い森•ブルーダムを連想させられた。
その中央にご立派にたたずむのは、アムール城。
どうやら、ダが案内しようといている目的地は、アムール城だったようである。
地面が突然、急になると真緑に景色が成り変わる。この丘を進んだ先、目の前には綺麗に磨かれたガラスの窓が沢山ついた美しいが、時代を少し感じさせられるセピアな色のお城だった。
そして......ダは、城のご立派で頑丈な木製の扉をこんな作業は朝飯前かのように頭でサッと開けてしまうと、ダはそのまま、中へ入っていく。
ジュノは、それに続いた。
中へ入った途端、目に入ったのは天井にぶら下がる、大きく立派なシャンデリアだった。
シャンデリアのすぐ真下の床に敷いてある絨毯は、全体はボルドー色、そこにゴールドのひし形の線が三重に描かれておりその一番中央のひし形には、更にゴールドで何故か、ユニークに、和風の絵柄が描かれてあった。
ダはそのまま、真っ直ぐに進み、その先にある両扉を大きな頭で開き、入っていった。それを確認したジュノも、扉の向こうへと、足を進めてゆく。
噴水広場で遊んでいた子供達と、フェニックスはダの姿を目にして、只事でないことが起きた事が分かり、皆いっせいにこちらに目を向けて来た。
蛇神のダと、隣に歩くジュノの姿を痛いほど、じっと見詰めていた。
ジュノは、その視線を強く感じ、不安げな顔を浮かべる。
すると、ダは言った。
「私が外にいると皆が注目する。ジュノ殿、不安は消すのだ」
「う、うん......」
そう返事をしたものの、ジュノの不安は消せなかった。
なにせ、アムール国は迷い森•ダークネスとは、うって変わった世界。彼女にとっては、未知の世界だった。
初めて目にするこの平和なアムール国に期待が高まる一方、不安も消せるはずは無かった。
その後も、歩く度、街行く神々がこちらに目を向けて来た。
そうして、見えて来たのは、真緑の美しい草が実った丘だった。その先と両端は崖となっている。それは、まるで、かつての迷い森を連想させられるものであった。その崖の先は煌びやかに太陽で輝く海だった。それは、迷い森•ブルーダムを連想させられた。
その中央にご立派にたたずむのは、アムール城。
どうやら、ダが案内しようといている目的地は、アムール城だったようである。
地面が突然、急になると真緑に景色が成り変わる。この丘を進んだ先、目の前には綺麗に磨かれたガラスの窓が沢山ついた美しいが、時代を少し感じさせられるセピアな色のお城だった。
そして......ダは、城のご立派で頑丈な木製の扉をこんな作業は朝飯前かのように頭でサッと開けてしまうと、ダはそのまま、中へ入っていく。
ジュノは、それに続いた。
中へ入った途端、目に入ったのは天井にぶら下がる、大きく立派なシャンデリアだった。
シャンデリアのすぐ真下の床に敷いてある絨毯は、全体はボルドー色、そこにゴールドのひし形の線が三重に描かれておりその一番中央のひし形には、更にゴールドで何故か、ユニークに、和風の絵柄が描かれてあった。
ダはそのまま、真っ直ぐに進み、その先にある両扉を大きな頭で開き、入っていった。それを確認したジュノも、扉の向こうへと、足を進めてゆく。


