めんどくさがり少女の愛


「何?」
「単刀直入に言う。お前、藤崎組のお嬢だろ」




は…!?なんで、ばれてんの。
「そりゃ、俺らも跡取りだから」




夏樹が渚の後ろから出てきた。



「俺、安城組の跡取りで渚は俺の家に代々使える世話係なんだよ」



嘘…。なんで、気づかなかったの…。
安城組なんて藤崎組に負けないぐらいのデカイ組なのに。