あれから30分ほど掛かりやっと森から出られた。


『わぁ♪高いビルがない!!』


へぇ♪甘味処だっけ?美味しそうだな~!

あっ!あそこは宿屋かなぁ♪

どこも和風だな~♪

そんなことを考えていると…


女「キャアアアァァァァ!!」


ガッシャーン

ゴーン

ガラガラッ


男「おい!俺等に文句があんのか?」

女「い…いいえ!ありません!!
  どうか命だけは…っ!!」


…なんか、ヤバそうだな…

声のする方へと走り、人が群がっている場所を見つけた。

私は、その野次馬の中を割って最前列に出る。

すると、男が女に斬りかかっているところだった。