「うぅぅ…実際に来てみると緊張してきたぁ…」
私、「椎名凛華」は今とある部室の前に立っている。
『漫画研究部』
それが部の名前であり、私の憧れの人が属して『いた』部だ。
そう ・・・私の憧れの『先輩』はもうこの世にはいない
私はそんな先輩の『最後の作品』を探してこの漫画研究部に来たんだ・・・。
私は少しだけ先輩との過去を思い出していた
それは先輩と過ごした最後の夜。満点の星の下で約束したっけ
「この作品が完成したらお前に一番に読ませてやる」って
だけど結局それは叶わないまま彼はこの世からいなくなってしまった。
先輩は約束破るのが一番嫌いだったっけ、だったら果たさなきゃ彼との約束。
だって作品は完成してるはずだから、いなくなる前日彼から電話「完成したから明日見せに行くよ」って。
作品はある。だったら先輩がいつも漫画を描いてたここなら手がかりが何かつかめるはずなんだ。
ここに入部してきっと先輩を見つけ出してみせる・・・・
「ねぇ、ちょっと君そこ邪魔」
ぼぅっとしていた私の耳に落ち着いた口調の低い声が飛び込んできた。
私は「ひゃっ、すみません」と咄嗟に振り向いてぺこっと謝った。
そして怖い人じゃなきゃいいな・・・と思いながらちらりと視線をあげる。
その目に飛び込んできたのは
大好きな先輩の姿だった
私、「椎名凛華」は今とある部室の前に立っている。
『漫画研究部』
それが部の名前であり、私の憧れの人が属して『いた』部だ。
そう ・・・私の憧れの『先輩』はもうこの世にはいない
私はそんな先輩の『最後の作品』を探してこの漫画研究部に来たんだ・・・。
私は少しだけ先輩との過去を思い出していた
それは先輩と過ごした最後の夜。満点の星の下で約束したっけ
「この作品が完成したらお前に一番に読ませてやる」って
だけど結局それは叶わないまま彼はこの世からいなくなってしまった。
先輩は約束破るのが一番嫌いだったっけ、だったら果たさなきゃ彼との約束。
だって作品は完成してるはずだから、いなくなる前日彼から電話「完成したから明日見せに行くよ」って。
作品はある。だったら先輩がいつも漫画を描いてたここなら手がかりが何かつかめるはずなんだ。
ここに入部してきっと先輩を見つけ出してみせる・・・・
「ねぇ、ちょっと君そこ邪魔」
ぼぅっとしていた私の耳に落ち着いた口調の低い声が飛び込んできた。
私は「ひゃっ、すみません」と咄嗟に振り向いてぺこっと謝った。
そして怖い人じゃなきゃいいな・・・と思いながらちらりと視線をあげる。
その目に飛び込んできたのは
大好きな先輩の姿だった