その鎖で縛りつけて


無意識に頬に涙が伝った


自分の心が今は、優しさを求めていて…

それで今、私の心は祐樹さんの優しさを欲しがっていた


きっと…神様が私を助けてくれたんだ


要さんを本気で好きになってはいけない、と言っているんだ


そうだよね…

最初から玩具のように扱われていたんだから

私は最初からただの奴隷だったんだから…


「…何をしているんだ」


すると、私の目の先には要さんが立っていた


「要こそ…どうしてこんなところにいるんだよ」


祐樹さんは私を離す気は無いらしく、顔だけを要さんの方に向けた


「質問に答えろ、祐樹
そこで何をしているんだ」


何故だろう…

なんだかとても怒っているような気がする


…ああ、玩具を取られて怒っているのだろうか

人に自分のものを取られるのを、すごく嫌いそうな人だからな…