「詩織様、中川でございます」
「はい、どうぞ」
朝食を食べて少ししたら中川さんが部屋に来てくれた
「今回のパーティーのことなのですが…」
「はい、わかっています
座ってください
立っていると、何だか私も落ち着かないので」
「…ですが」
「お願いです」
渋々、という形で中川さんは座った
「あの、大変申し上げにくいのですが…
今回、要様と一緒にパーティーを行かれるとなると、恐らく周りの女性から危害を加えられるかもしれません」
私はただ黙って聞いていた
「もちろん、人目のないところで…
なので、できるだけ人の多いところでじっとしていただいた方がいいかと
何か話しかけられても、絶対に答えないでください
せっかく、楽しみにしていたパーティーなのに申し訳ありません」
「あの…大丈夫です
私、じっとしてるのは得意なので
何も話さなければいいんですよね?」
「はい…」
「わざわざありがとうございます
私は大丈夫です」
