その鎖で縛りつけて


フォークを祐樹さんのところまでもってきたのはいいまでも
そこからお口まで運ぶことができない


だ…だってこれって間接キスじゃない⁈


「あむっ」

私の手ごと掴み、自分のところまで持っていった祐樹さん


「美味しい〜」


ニコニコしている祐樹さんとは対象的に私は固まってしまった


「はい、詩織ちゃんも」

私のすぐ目の前には祐樹さんの食べるのに使ったスプーンがある


「あ〜…」


こ…これは食べるしかないよね


大きく口を開けて食べたと思ったら口には何もなくて、目の前にはスーツを着た誰かが私の前に立っていた


「か、な…め?」


祐樹さんが呟いた言葉に耳を疑った


「要さん…?」