「そんなに嫌か…?」


そう聞かれたけど応えられない

ただ必死に自分の身体を自分で包む


ガタガタ震える私の前に被さる影


今私以外にいるのは要さんだけ…


私を乱暴に抱き上げまたベッドで私を固定した


「もう…これしかっ…」


そのまま乱暴に終わったのは言うまでもない


ハジメテは痛いとか言われたけど、そんなこと考える暇もなかったな…


ただ恐かった
すごく恐かった


私は今要さんのベッドで寝ている


要さんは終わったら何ともないように
すぐに服を着て仕事をしている


早く出て行ってしまいたい…

なのに身体の全部が痛くて動くことができない


毛布に身体を包めて要さんとは反対の方を向いた