その鎖で縛りつけて


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「おはようございます」


ふと目を開けると私の部屋に中川さんがいた



何が起こっても朝は必ず来るんだ



「…もう朝ですか?」



「はい
朝食の準備もできております」



ぐぅぅぅぅ


「…あ」


昨日嫌なことがあってもお腹は空く


「…クスッ、お食べになられますか?」


「…はい
あ、でもその前に着替えます」


自分の服を見てみると制服ではなかった


「失礼ながら着替えさせていただきました」


「え!ま、まさか…中川さんが⁈」


「いえ、女性の使用人ですよ」


ほっ…良かった…


こんなぺったんこな身体見られたら恥ずかしいもんね…



昨日と(多分)同じ所でご飯を食べた


要さんはいなくて、私1人で食べたんだけどね