その鎖で縛りつけて


どうしようどうしよう‼

また人に会うまで歩き続けるしかないよね…


「詩織様?」


私の後ろから天使のような声が聞こえた


「中川さん‼」


助かった〜‼


「どうかなさいましたか?」


「あ、あの…恥ずかしながら道に迷ってしまって…
私のいた部屋に戻りたいんですけど」



「はい、わかりました
ここ、広いから迷いますよね」



「そうなんですよ‼しかも今さっき要さんに会ったんですけど、私やっぱりあの人苦手です」



「はは、要様は上手く感情を出すことができませんので勘違いされることもよくあるのですよ」



「よく知っておられるのですね」



「はい、要様とは3歳の頃から一緒でしたので」



「えっ!すごいですね‼
私だったら絶対無理ですよ
あ、でも玲香さんなら無理じゃないかも」