その鎖で縛りつけて


急いで中川さんが来てくれた


「お荷物はそれだけで良いのですか?
お持ちしますよ」


「ありがとうございます
そもそも、私自体の荷物は殆ど無かったので」



熊ちゃんだけは私が持って、玄関に向かう


「実はテラスに出たら、偶々要さんに会ってしまって…」


「そうだったのですね」



脚が重い

嬉しいはずなのに、一歩一歩出すのが辛い



ついに玄関を通り抜けた


その時に思い切り腕を引っ張られた


「いっ…‼︎な、なかが、わさ…?」



「誰が中川だ」



「何で…ここに…
要さん…?」



部屋を出るときに確認したはず


「こんな時間にどこ行くつもりだ」


すかさず、中川さんがフォローに入る