「うん、どういたしまして。 来てくれて、ありがとう、芹菜」 「いえいえ、どういたしまして」 すると、宗介が 「俺さ、絶対4年後には帰ってくるから。 GWとか、夏休みとか、秋休みとか、帰ってくるから。 だからさ、待っててくれない? 次、帰ってくるときには、もっとカッコよくなって帰ってくるからさ」 真剣な顔であたしを見つめる。 「え?」 「芹菜が好きだよ、 こんなセコイことしてごめん。 縛りつけるようなことして、ごめん。 だけど、イヤだ。 芹菜が他の男のものになってしまうのが…」