「そーじゃなくてさ、 これ、明日の11時◯×駅に返しにきてよ」 宗介の言葉に、あたしは息を飲んだ。 「お見送り、してよ、芹菜」 どーして。 どーして、そんなことを言うのだろう。 明日泣いてしまうかもしれない。 笑顔でお見送りできないかもしれない。 だけど、明日お見送りしなければ あたしは後悔するに違いない。 「うん、わかったよ。 11時…ね」