「卒業、おめでとうございます」 担任の言葉を最後にSHRが終わった。 あたしたちは、今日、卒業した。 あたしが、中庭のベンチに座って物思いにふけっていると 「芹菜」 ふと、後ろから声をかけられた。 「宗介…」 そこには、ブレザーの左胸にブーケを付けた宗介が立っていた。 「あー、俺、明日の今頃は東京か〜」 なんて呑気に笑って、あたしの隣に座った。