「じゃあ、打ち上げは駅前のファミレスで!」 クラスの中心の男の子の声とともに みんなが解散した。 まだ写真を撮ってる子 まだ泣いてる子 門へと足を進める子 その中であたしの足は、決まってあの部屋に向かった。 ガチャ… 「せーんせっ。来ちゃった」 やっぱり、そこには彼がいて。