「真美ちゃーん、おはよう♪」 そうやって声をかけてくるのは 隣の席の山岸くん。 「おはよう、山岸くん」 「いや〜、真美ちゃんは今日もかわいいね!」 ドキッ。 悪気のない、屈託のない笑顔をあたしに見せる。 「お世辞はいーよ」 「お世辞じゃないって!ほんとだよ?」