「ねえ、涼太?」 あたしは、隣を歩く涼太を見上げる。 「ん?」 「あたしって妹…かなあ?」 不意に投げかけた質問に涼太は少し驚いてから、う〜んと唸って、 「妹……だったら困るかな〜」 なんて、意味深な言葉を発した。 あたしは、意味がわからず顔を傾けた。 「ははっ、わかってないね、琴葉」