「おにーちゃーん! 柑奈起きた〜?」 一階からお母さんの声に 「うん、起きた〜」 と平然と返事をする兄。 「好きな女が目の前で無防備に寝てるとか、 生殺し」 ベロをべーっと出して そのまま、部屋を出ていってしまった。 「お兄ちゃんのばか…」 すっかり目が覚めてしまったあたしも用意をする。 誰にも言えない、秘密の恋… ~end~