「せん…せ、い?」 「いつも待ってたよ。 お前がここに来ること。 ずっと待ってたんだよ。 お前が卒業して生徒じゃなくなること。 だから、俺から卒業するなんてゆーなよ」 抱きしめている腕の力が強くなって さっきよりくっついた距離に 戸惑うあたしを余所に…