あたしがその事実を知ったのは小学2年の時。 夜中に言い争う父と母の声が聞こえたあの日。 あたしは、そっとベットから抜け出し部屋のドアを音を立てないように少し開け、耳を澄ませた。 そんなあたしに聞こえてきたのは、泣きながら父を罵倒する母の声。 その内容から、幼いながらも父が不倫しているんだという事を知った。 パパがそんな事をしていたなんて!! ドクドクと波打つ心音に妙な冷や汗が沸いてきた事を今でも覚えている。 そして、それと同時に沸き上がってきたのは父への怒りだった。