小学3年の冬。 あたしたち家族は相変わらず仮面を被り続けていた。 父の不倫が発覚して1年余り。 あたしたちの生活は、変わらない。 偽り、偽りの毎日。 壊れていくあたしの心。 苦しみと悲しみの無限ループが、あたしの心を蝕んでいった。 そして、もう期待してもダメなのかもしれない……と、そう思い始めた矢先、それは起こった。