ここは どこなんだろう… なにもない真っ白な空間に一人の男が現れた。 男の顔は 光でちょうど見えない…… 「あなたは 私が見えるのですか?」 コクン… 小さく頷いた 「かなえですね。私は あなたが必要です。力を貸してくれませんか?」 私は もう死んだから力を貸すことはできない。どうして なんだろう。 不思議に思いながら頷いた。